航空英語能力証明とは

航空法規
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航空英語能力証明とは|取得要件・有効期間・試験内容

✈ 学科・口述試験対策 📖 読了約7分
📋 この記事でわかること
  • 航空英語能力証明の定義と法的根拠(法33条)
  • どのような飛行に証明が必要か(3パターン)
  • ICAOレベル4・5・6の有効期間の違い
  • 6つの評価項目(発音・構造・語彙・流暢さ・理解・相互作用)
  • 口述試験で問われやすいポイントと模範回答

「レベル4=3年、レベル5=6年、レベル6=無期限」——この数値は口述試験で必ず問われる。単に暗記するだけでなく、どのような飛行に証明が必要か・評価6項目の名称まで正確に答えられるよう整理しておこう。

✓ この記事が役立つ人
  • 口述・学科試験で航空英語能力証明を問われる訓練生
  • ICAOレベルと有効期間の関係を整理したい方
  • 国際飛行の要件を法律の条文と合わせて理解したい方
⚠ こんな方は先に基礎を
  • 技能証明(操縦士証明)の種類をまだ知らない方
  • 計器飛行証明との違いが分からない方

✈ 「技能証明の種類と業務範囲」を読む →

01航空英語能力証明とは

定義(法33条)
航空英語能力証明とは、国際飛行に従事する操縦士が、その航空業務に必要な航空に関する英語(航空英語)を有することを証明するものです。国土交通大臣が行う試験に合格した者に対して交付されます。ICAOの言語能力要件(ICAO ANNEX 1・第164改訂版)に準拠した制度です。

ICAOは2008年3月以降、国際飛行に従事する全ての操縦士・航空交通管制官に対してICAOレベル4以上の言語能力を義務付けています。日本もこれに準拠し、対象となる飛行に従事する操縦士は航空英語能力証明の取得が義務付けられています。

02航空英語能力証明が必要な飛行

対象となる飛行
定期運送用操縦士・事業用操縦士・自家用操縦士または准定期運送用操縦士の資格についての技能証明(当該技能証明について限定をされた航空機の種類が飛行機および回転翼航空機であるものに限る)を有する者は、次に掲げる飛行を行う場合に航空英語能力証明が必要です。
飛行の種類 内容
①国際飛行(往復) 本邦内の地点と本邦外の地点との間において行う飛行。日本と外国を結ぶすべての飛行。
②外国間飛行 本邦外の各地間において行う飛行(本邦以外の国の領域を航行するものに限る)。外国の国内線も含む場合がある。
③通過飛行 本邦内から出発して着陸することなしに本邦以外の国の領域を通過し、本邦内に到達する飛行。
🔑 国内飛行のみの場合:純粋に国内飛行のみに従事する操縦士には航空英語能力証明の取得義務はありません。ただし国際線・海外ベースでの業務を目指す場合は取得が必須となります。

03ICAOの言語能力レベルと有効期間

航空英語能力証明の有効期間はICAOが定める言語能力レベルによって異なります。これは口述試験でも必ず問われる重要な数値です。

レベル 能力の目安 有効期間 更新
レベル4 ICAO ANNEX 1・第164改訂版に規定する言語能力レベル4に相当する航空英語に関する知識および能力を有すると判定された場合 3年 3年ごとに再受験
レベル5 上記言語能力レベル5に相当する航空英語に関する知識および能力を有すると判定された場合 6年 6年ごとに再受験
レベル6 上記言語能力レベル6に相当する航空英語に関する知識および能力を有すると判定された場合 無期限 更新不要
🔑 試験頻出の数値:レベル4=3年、レベル5=6年、レベル6=無期限。この3つの組み合わせは口述試験で必ず答えられるようにしておくこと。レベルが上がるほど有効期間が長くなる。

04試験内容と評価基準

ICAOの言語能力評価基準は6つの評価項目で構成されています。

評価項目 内容
発音(Pronunciation) 方言・アクセントがあっても理解可能な発音で話せるか。
構造(Structure) 文法・語法の正確さ。複雑な構文を適切に使えるか。
語彙(Vocabulary) 航空・一般的な語彙を適切に使えるか。類語・言い換えができるか。
流暢さ(Fluency) 適切なペースで流暢に話せるか。不自然な間・言いよどみがないか。
理解(Comprehension) 様々なアクセント・話速の英語を正確に理解できるか。
相互作用(Interaction) 会話の流れを維持し、即座に適切に応答できるか。緊急時の対応含む。

05航空英語能力証明の免除規定

免除・特例の条件 内容
航空運送事業者の許可 航空運送事業の許可を受けた者(本邦航空運送事業者)により航空英語を有すると判定された者については、試験の全部または一部を行わないことができる。
外国の証明保有者 ICAO締約国政府が授与した同等の証明を有する者は、試験の一部を免除される場合がある。

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06口述試験 Q&A

ここでは口述試験でよく問われる2つの質問を、試験官と受験者の対話形式で解説する。

👨

試験官

航空英語能力証明とは何ですか?どのような飛行に必要ですか?
航空英語能力証明とは、国際飛行に従事する操縦士が航空英語の能力を有することを証明するものです(法33条)。①本邦と外国を結ぶ飛行、②外国の各地間の飛行(外国領域を航行するもの)、③外国領域を通過して本邦に到達する飛行に従事する際に必要です。国内飛行のみの場合は取得義務はありません。ICAOの言語能力要件(ANNEX 1)に準拠した証明で、レベルによって有効期間が異なります。

受験者

キーワード:国際飛行に必要・①本邦↔外国 ②外国間 ③外国通過飛行・国内飛行のみは不要

👨

試験官

航空英語能力証明のICAOレベルと有効期間の関係を答えてください。
ICAOの言語能力レベルに応じて有効期間が異なります。レベル4に相当すると判定された場合は有効期間3年、レベル5に相当する場合は6年、レベル6(最高位)に相当する場合は無期限です。レベルが上がるほど有効期間が長くなります。有効期間が切れた場合は再受験が必要で、国際飛行に従事することはできません。

受験者

キーワード:レベル4=3年・レベル5=6年・レベル6=無期限・試験頻出の数値

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まとめ

  • 航空英語能力証明:国際飛行に従事する操縦士に必要。ICAOレベル4以上が必須。
  • 必要な飛行:①本邦↔外国 ②外国間 ③外国領域通過。国内飛行のみは不要。
  • 有効期間:レベル4=3年・レベル5=6年・レベル6=無期限。試験必須数値。
  • 評価項目:発音・構造・語彙・流暢さ・理解・相互作用の6項目。
  • 航空運送事業者の判定による試験免除規定あり。
【免責事項】本記事は口述試験対策を目的とした解説記事です。記載内容は執筆時点の情報に基づいており、法令・制度の詳細は変更される場合があります。実際の飛行および試験準備にあたっては、最新のAIP(航空路誌)・航空法令・所属訓練機関の指示を必ずご確認ください。
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