フライトプランについて

管制
管制

フライトプランの提出方法と記載内容

✈ 学科・口述試験対策 📖 読了約7分
定義
フライトプラン(飛行計画)とは、航空機の運航に関する情報(出発地・目的地・経路・高度・速度・搭載燃料等)を管制機関に事前通報する計画書のことをいう。IFR飛行では必ず提出が義務付けられており、VFR飛行では管制区・管制圏を飛行する場合などに提出が必要となる。

01フライトプランとは

フライトプランは「これからこのルートでこの航空機が飛びます」と管制機関に事前に知らせるための計画書だ。管制機関はこれをもとに他の航空機との分離や経路調整を行う。また万一の捜索救助の際にも、フライトプランの情報が重要な手がかりになる。提出は義務と思って確実に行うこと。

02提出が必要な飛行

飛行方式 提出要否
IFR飛行 必ず提出が必要。IFRクリアランスの取得にフライトプランが前提となる
VFR飛行(管制区内) 管制区・管制圏内を飛行する場合は提出が必要
VFR飛行(国際線) 国際飛行の場合は提出が必要
VFR飛行(局地) 管制区外の局地飛行では義務はないが、捜索救助の観点から提出が推奨される

03フライトプランの記載項目

項目 記載内容
7 航空機識別符号 JA登録番号または無線呼出符号(コールサイン)
8 飛行方式・飛行の種類 IFR/VFR等の飛行方式、一般航空/航空運送事業等の種類
9 航空機数・型式・後流区分 機数・機種コード(例:R22)・ウェイクタービュランス区分
10 装備 搭載している無線・航法装置のコード(COM/NAV/GNSS等)
13 出発飛行場・時刻 ICAO地点略号と出発予定時刻(UTC)
15 巡航速度・巡航高度・経路 巡航速度(ノット)・高度・飛行経路(航空路・ウェイポイント等)
16 目的飛行場・所要時間・代替飛行場 目的地のICAO略号・飛行時間・代替飛行場(IFR飛行時は必須)
18 その他の情報 特記事項・搭載燃料時間・搭乗者数・緊急装備等

04提出方法と提出時刻

項目 内容
提出先 出発飛行場の管制機関・FIC(飛行情報センター)・または電話・オンラインシステム
提出時刻(IFR) 出発予定時刻の少なくとも30分前までに提出。国際線は60分前が目安
提出時刻(VFR) 出発前までに提出。できるだけ早めに提出するのが望ましい
有効時間 提出したフライトプランには有効時間がある。出発予定時刻から一定時間内に出発しない場合は再提出が必要
🔑 IFRフライトプランは出発30分前までが基本。余裕を持って提出することで、管制側も経路調整の時間が確保でき、スムーズなクリアランスが得られやすくなる。

05フライトプランの変更・取消

状況 手続き
出発前の変更 管制機関またはFICに変更内容を通報。新しいフライトプランを再提出する場合もある
飛行中の経路変更 交信中の管制機関に変更を申請しクリアランスを取得してから変更する
飛行中止・取消 飛行を取りやめる場合は速やかに管制機関へ取消を通報。通報を怠ると捜索救助が発動される場合がある
着陸後の閉鎖 目的地に着陸後、フライトプランを閉鎖(Close)する通報が必要な場合がある。特にVFRでは重要
⚠ VFRフライトプランを提出した場合、着陸後の閉鎖通報を忘れると管制機関が航空機の消息不明と判断し捜索救助活動が開始されることがある。着陸後は必ずフライトプランを閉鎖すること。

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06口述試験 Q&A

👨

試験官

IFR飛行においてフライトプランを提出する目的を述べてください。
IFR飛行でフライトプランを提出する目的は主に3つあります。①管制機関が他の航空機との間隔を確保し安全な分離を維持するための情報提供、②IFRクリアランスの発行に必要な情報の事前通報、③万一の緊急事態・行方不明時における捜索救助活動の基礎情報としての役割です。

受験者

キーワード:①分離維持のための情報提供 ②クリアランス取得の前提 ③捜索救助の基礎情報
👨

試験官

VFRフライトプランを提出した場合、着陸後に必要な手続きは何ですか?
VFRフライトプランを提出した場合、目的地着陸後に管制機関またはFICへフライトプランの閉鎖(Close)を通報する必要があります。この通報を怠ると管制機関が航空機の消息不明と判断し、不必要な捜索救助活動が発動される場合があります。

受験者

キーワード:着陸後はフライトプランの閉鎖通報が必要。怠ると捜索救助が発動される可能性がある。

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まとめ

  • IFR飛行ではフライトプラン提出が必須。VFRは管制区・国際線等で必要。
  • IFRは出発30分前までに提出。国際線は60分前が目安。
  • CRAFTに対応する情報(経路・高度・装備等)を正確に記載する。
  • 飛行中止時は取消通報が必要。VFR着陸後は閉鎖通報も忘れずに。
  • 閉鎖通報を忘れると捜索救助が発動されるリスクがある。
【免責事項】本記事は口述試験対策を目的とした解説記事です。記載内容は執筆時点の情報に基づいており、法令・制度の詳細は変更される場合があります。実際の飛行および試験準備にあたっては、最新のAIP(航空路誌)・航空法令・所属訓練機関の指示を必ずご確認ください。
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